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素材本の存在意義

yuki (2010年7月21日 23:59) | コメント(3) | トラックバック(0)

職業がら、本屋に行くたびに素材系の本を物色しているのだけれど
その中で、これはイイ！！と買ったピクト本。

膨大なピクト（というかイラスト？）がフォントになっていて
インストールしてキーボードを打てば、ポチポチと出てくるのだ。

なんかアイコンが必要な時は、ことあるごとにこの本を眺めては
よさげなものをピックして使っていたのだけれど･･･

最近になって、この本を開きたくない症候群に陥っている。

なぜだろう･･･。と思いつつ

最近のお仕事でわりと沢山ピクトが必要になり
この本をめくっていてふと気がついてしまった。

一つのピクトを作るのに
自分のイメージにあったものをこの本の中から見つけ出すのがめんどくさいのだ。

目的のイラストを探しているうちに
他のイラストに目移りして、これは何かに使えそうだな〜とぼんやり考えたりしていると
思いっきり時間をくってしまうのだ。

ひどいときは一つ探すだけで20分以上経過していることもある。

しかも見つけ出したあと、CD-ROMからフォントをコピーし
マシンにインストールするという、さらなるひと手間が待っている。
ウィンドウズにしか対応していないフォントだってある。

そうなるといちいちウィンドウズを立ち上げ、フォントをインストールして
イラレかなんかで打ち出して、それをアウトライン化して、
マックにもってくるハメになる。

やってられっか。

しかも見つからない場合だって多々ある。
そうなると、しぶしぶ自分で作ることになるわけだ。

そのときの気分、正直最悪（笑）

･･･ということで、開きたくない症候群。

納得納得。

というわけで、今回はこのピクト本は使わずに
昔のようにイチからちまちまと作ってみた。

そしたら、めちゃくちゃ早く終わったでないの。

そもそも、ピクトを作るときって
最初にイメージを思い浮かべることから始まる。

そこから先、

ありもので近いモノを探すのが楽なのか
イメージ通りのものを自分で作るのが楽なのか

結局の所、後者がダントツに楽だということだ。

「これは作業のスピードアップにつながる！！」と思って買ったけど

この本の存在に乗っかりすぎて、大量の時間ロスをやらかしていたわけだ。

別に素材本が悪いといっているわけではない。

付き合い方を間違うと、しっぺ返しをくらうということだ。

私にとっての素材本とは、「使わないけど、そこにあればいい」というものらしい。

なくても問題ないけど、あるとちょっと心強い。みたいな。

そんな距離感がちょうど良いのだ、ということにやっと気がついた。

え、おそい？

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りこ | 2010年7月22日 10:03 | 返信

遅くない遅くない！
でもそれは、自分のイメージどおりのピクトをつくることができる力（発想力、実現力）をお持ちだから言えることでもあるかと。

そもそも、「こうしたい」ってイメージが最初にしっかりあるのがすごい。私なんて、素材本見ながらアッチコッチにぶれまくります。気づくと、デザインそのものが素材本にあやつられているという...。

ちなみに、その本はなんというタイトルなんでしょ？
見てみたいー。

yukiからりこへの返信 | 2010年7月23日 03:05 | 返信

完成までの苦悩や工程を思い浮かべると、なれてない人はゲンナリしちゃうだけで
真剣にチャレンジしてみると、意外とすんなり描けるもんですよ〜。
ちっこくしちゃえば多少のアラは分からんし（笑）

ちなみに今後挑戦したいのはドット絵。あれこそ職人芸。
超拡大で点で絵を描いて、小さくしたときに綺麗だった時の感動を味わってみたい･･･。

が、今のところ考えただけでゲンナリ。

持ってる本は「TYPEDINGBAT世界の絵フォントコレクション」ってやつ。
昔このテの絵素材は何枚ものCD-ROMに収まっていたものだけど
今や一枚のDVDでしかもフォントになっちゃったとはね。
でもフォントなだけにイマイチ使い勝手よくないですよ･･･。

Flavia Winbush | 2013年10月 3日 11:58 | 返信

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